私は2024年10月にPMPに一発合格しました。数か月前の出来事なので、自分自身がPMPに合格するまでの過程で疑問や不安に思った点を具体的に解説していきます。
PMP 試験は、他試験と比べて圧倒的に情報量が少ない、そして受験までのプロセスが分かりにくい。 PMP は非常に取得価値&合格の再現性が高い資格なのに、もったいないなと感じています。
そこで本件では、「PMP受験者を悩ませないこと・リソースを勉強に集中できるようにすること」を目的とし て、参考書や勉強方法、申し込方法を”具体的に”記載していきます。
受験要件を満たそう ~そもそも受験できるのか~
PMP には“受験要件”が設けられています、まずご自身が受験要件を満たしているか確認しましょう。
受験要件は、2つだけ!
受験要件①:プロジェクトマネジメントの実務経験
- 大学卒業またはそれに相当する資格保有者。直近8年間に3年以上かつ4,500時間以上の
プロジェクトマネジメント経験があること - 高校卒業またはそれに相当する資格保有者。直近8年間に5年以上かつ、7,500時間以上の
プロジェクトマネジメント経験があること。
つまり、大卒か高卒かによって必要とされる実務経験が異なります。
注意点!! プロマネ経験期間のカウント方法に要注意!
(例)
Aプロジェクト 10か月
Bプロジェクト 10か月
・AとBが期間的に重複していない場合→20か月としてカウント
・AとBが2か月間重複していた場合→18か月としてカウント
となりますので、注意してくださいね。
受験要件② 35時間以上の公式なプロジェクトマネジメント研修の受講
ここは、1つ目のつまずきポイントです。
どの研修が公式研修なのか分かりづらい。
皆さんを迷わせないために結論からお伝えします。
「PMP オンデマンド試験対策コース (35時間) JPS ビジネスカレッジ」
こちらを受講すれば受験要件②はOKです!
「PMI が指定した公式トレーニングパートナーがATPで〜〜〜」
のような細かな説明をしてもよいのですが、、、要するに、
- 価格が相場より高くない。
- 内容が必要十分
- 受験資格を満たせる。
これを満たす研修を受ければOKですよね!
ご自身で探す労力も大変だと思います。
私が実際に合格受講コースを受けていただければ、
上記の条件も満たしているのでオススメかなと思い、紹介させていただきました。
受験要件については以上です。
【具体的】勉強に必要な参考書はこちらです。
次に勉強に必要な参考書を、こちらも”具体的”をモットーにご説明します。
- 「PMP試験合格虎の巻 新試験対応」
- 「PMP 完全攻略テキスト PMBOK ガイド第7版対応 改訂版」
- 「【Udemy】PMP (Project Management Professional) 試験模擬問題集全360問」
この3つがPMP 試験合格に必要な装備品です。
「PMBOKは必要ないの??」という声が聞こえてきそうですが、
試験合格に特化するのであれば必要ないというのが個人的な見解です。
実際に私もPMBOK を読まずに合格できました。 PMBOK はもちろん良書ですが、合格後に見ながら実務に活かすための書籍と捉えると丁度良いのかな と思います。
合格のための最短勉強方法

こちらも”具体的”に解説します、私は、以下のSTEPを踏んで、解き終わった後、ある程度の手ごたえがあ るレベルで合格することができました。
STEP1 「PMP 公式35時間研修を受講する」
「PMP オンデマンド試験対策コース (35時間) JPS ビジネスカレッジ」で公式研修を受講しましょう。オンデマンド形式(ウェビナー形式ではない)なので、自分のペースで進めることができます。
公式研修の内容は、ケーススタディ形式の問題が出題され、回答していく形式です。
<35時間公式研修との向き合い方について>
公式研修は、勉強するというより、こなすイメージでOKです。 ここでの目標は、受験資格を充足することと、PMPの雰囲気をなんとなく感じ取ることです!
STEP2 参考書を一読、参考書付属の問題を解く
ここでは、上記した2つの参考書を進めていきます。
・「PMP試験合格虎の巻 新試験対応」
・「PMP完全攻略テキスト PMBOK ガイド第7版対応改訂版」
学習フローと勉強の”レベル感”
<学習フロー>
- 「PMP試験合格虎の巻 新試験対応」を一読する
- 「PMP試験合格虎の巻 新試験対応」に付属している問題を解く
- 「PMP 完全攻略テキスト PMBOK ガイド第7版対応 改訂版」を一読する
- 「PMP 完全攻略テキスト PMBOK ガイド第7版対応 改訂版」に付属している問題を解く
勉強のレベル感について、参考書は”一読”で大丈夫。
理由は「虎の巻」と「完全攻略テキスト」の2冊を読むことで“繰り返し読んでいること”になるからです。
また、付属の問題に関しては、完璧に解けるようになるまで繰り返し解くというよりは、解いてみて分からなかった部分を解説や本文を確認して知識を補完するというレベル感です。
また、なぜ2冊の参考書が必要なのか。
これは「出題範囲の網羅性を確保すること」&「重複する部分を繰り返し確認し理解度を上げること」
虎の巻は読みやすく良書で、ウォーターフォール開発については非常にわかりやすいのですが、近年のアジャイル開発関連の網羅性に難があります、完全攻略テキストはアジャイル関連の記載が充実しています。
お互い良書なので、良いところを補い合ってくれた印象です。 また、2つの参考書を使うことで、一方の参考書の説明で理解できなくても、もう一方の説明で理解が進んだ、ということも多くありました!
最終STEP 試験を意識して問題を解く
(Udemy) 「PMP (Project Management Professional) 試験模擬問題集全 360問」
私はUdemy 問題集を解き、試験での回答能力を付け合格することができました。
問題は本番の問題と極めて近いです(問題文の日本語がやや変なところも含めて)。
この演習問題でコンスタントに7割~8割正答できるようになると、合格圏内という印象です。
2周くらい回せばいい感じに仕上がってくると思います。
スマホ片手に勉強ができるため、勉強取り組みのハードルが低く、タイパよく学習を進められます。
問題演習時のアドバイス
PMPは、他の試験と比べて問題演習のアプローチが少し異なります。
他の試験(IPAの試験やクラウドベンダの試験等)の場合、暗記的な要素が多いため、問題集を何周も解いて100%に近づけていく勉強方法かと思いますが、PMPは違います。
PMPはシチュエーション問題のため、まったく同じ問題は出題されません。
なので、1つの問題集を100%に近づけるよりも、多くの問題に触れて、PMP試験の癖を体得する方がよいと考えます。
抽象的に聞こえるかもしれませんが、問題を解いていくうちに意味が分かってくるので安心してください!
ここまでのまとめ
- インプット→参考書2冊を読破
- アウトプット→「虎の巻の問題」+「完全攻略テキストの問題」+「Udemy:360問」
結果的に、これだけの量の勉強が効率的に行えています。
インプットとアウトプットの質・量ともに良いバランスで学習できます。
ここまでのステップを踏むことで、合格をグッと引き寄せることができます!!
ここまで読んでいただいたうえで、「もっと安い35時間研修があるのでは?」 とか
(Udemy の英語コースなら安く受講できるという情報も目にしたことがあります)
「参考書は1冊でいいのでは?」 といったご意見もあると思います。
確かに、それで合格した方もいると思います。
一方で本記事のコンセプトとして、
「再現性」と「合格所要期間」のもっともよいバランスの取れた勉強法こそ、
真の意味での「最速の勉強法」であると考えます。
皆さんが合格してくれて、PMP仲間が一人でも多く増えることを願っています!!
コラム おすすめのYouTube【PMP関連】
PMPは、マインドが欧米基準であり、日本のサラリーマンとは異なる”PMPイムズ” が存在します。
このあたりをうまく説明してくれている You tube チャンネルがあるので、ご紹介させていただきます。
イトーダさんの「I LOVE PM プロジェクトマネジメント専門チャンネル」です。
勉強に疲れたときは、視聴してみてください。(普通に面白いです笑)
近日中に、一癖あるPMPの試験申込とプロマネ経歴の記載方法について解説記事を出したいと思います!
以上、かもぴブログのかもでした!
「今日も一日OKかも~~」ではまた!
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