PMP (Project Management Professional)試験申込の鬼門は職務経歴の作成です。
本記事では、私が実際に提出して通過した職務経歴内容を、99%そのまま掲載します。
職務経歴なので、個々人もちろん内容は異なると思いますが、参考にできる点や表現など流用してもよい部分については是非ご活用していただければと思います!
なお、PMP試験の具体的な勉強方法については、こちらの記事を参考にしてください。
勉強方法や買うべき参考書、Udemyなど全て具体的に記載しています。
PMP試験申込方法について
PMP試験申込方法について、具体的な申込方法は、動画での説明のほうが理解しやすいと思います。
ですので、申込手順や留意点については、僕おすすめの動画を紹介いたします。
イトーダさんの「I LOVE PM」というチャンネルにある
「PMP試験の受験申請方法/受験申請フォームを一緒に見てみよう/プロジェクトマネジメント」
という動画です。僕はこの動画に救われました!
実際に通過した職務経歴、公開します!【ひな形】

実際に提出して通過した職務経歴(日本語)を以下に記載します。
※あくまで参考としてご活用ください。丸写しは行わないようにお願いいたします、丸写しの責任は負いかねますため、、汗
Aシステム更改PJ
Aシステムの更改プロジェクト
目的:○○中の顧客への○○電話システムの更改
最新バージョンへの更改による操作性の向上と○○業務の自動化による業務効率向上
役割:プロジェクトマネージャーとして
プロジェクト開始:プロジェクトビジネス文書、プロジェクト憲章、ステークホルダー登録、スケジュールとマイルストーンのサマリーの作成。
プランニング:システムを利用している関係者へのインタビューや会議を活用し、更改方針を定義した。
・更改方針の決定と要件収集
・プロジェクト計画書の作成
・インタビューやワークショップのファシリテートによる要件収集。
・製品分析によるベンダー選定とスコープ定義。
・要件定義書、作業内訳書、責任分担書などの文書作成。
・ベンダーチームと共に、責任分担マトリックス、プロジェクト全体スケジュール、リスク・コントロール・セルフ・アセスメント、リスク対応、コミュニケーション管理リスト、プロジェクト進捗管理リストを成果物として作成。
実施:分析後のリスク対応を実施。
・自社メンバーとベンダーメンバーのコミュニケーションを強化するために、対面での会議を積極的に実施し、認識齟齬のよるコンフリクトを解消した。
・各開発工程における成果物を確認する。
モニタリングとコントロール:成果物の妥当性確認
-日常的に数値をもとに品質を管理する、またゲートレビューにより品質を管理する。
-週次ルーティンでチームメンバーと積極的にコミュニケーションを取り、成果物の工程を確認し、プロジェクトのスケジュールを正確に管理する。
クロージング:プロジェクトのクロージングドキュメントを作成する。
-プロジェクト開始時にプロジェクト憲章で確認した成果物の品質、予算、期限などの重要な項目をクリアしていることを確認。
-プロジェクトオーナーである○○部に成果価値を提供し、高い評価を得た。
成果・評価:当初のプロジェクト計画通りにプロジェクトを完遂し、システム更改を成功させるとともに、業務効率化という価値提供を達成した。
B基幹系システム更改PJ
基幹系システム更改プロジェクト
目的:社内の基幹系システムの更改における大規模な受入試験プロジェクト
基幹系システムのオープン化による費用削減とビジネス価値向上
役割:プロジェクトマネージャーとして
プロジェクト開始:受入試験プロジェクト憲章、ステークホルダー登録、スケジュールとマイルストーンのサマリーの作成、WBSの作成、試験実施方針の作成。
プランニング:システムを共同利用しているグループ会社やベンダーとの対面会議や文書による意思疎通を通して、試験方針を定義した。
・試験方針の決定。
・プロジェクト計画書の作成
・社内の試験項目作成方針の定義・指揮
・受入試験実施要領として試験方法や作業分担、責任分担などを記した文書を作成。
・ベンダーチームや各グループ会社と共に、責任分担マトリックス、プロジェクト全体スケジュール、リスクの洗い出しや発生確率・影響度マトリックスの作成、リスク対応の整備、コミュニケーション管理リスト、プロジェクト進捗管理リストを成果物として作成。
実施:コミュニケーション、リスク対応、成果物確認を実施。
・自社メンバーと他グループ会社メンバー、ベンダーメンバーのコミュニケーションを強化するために、対面での会議やビデオ会議を積極的に実施し、認識齟齬のよるコンフリクトを解消した。
・故障発生によるリスクの顕在化において、リスク対応に則った対応を実施。
・各開発工程における成果物を確認する。
モニタリングとコントロール:成果物の妥当性確認
-日常的に数値をもとに品質を管理。
-週次でバーンダウンチャートを作成し、スケジュールの進捗状況を管理し、会議で情報共有を実施。
-工程毎に定量・定性的な品質評価をゲートレビューとして品質の妥当性を確認し、プロジェクトスポンサーに報告を実施。
クロージング:プロジェクトのクロージング
-プロジェクト開始時に作成されたカットオーバークライテリアを基準として、品質、予算、期限などの重要な項目をすべてクリアしていることを確認。
-社内の基幹システムのリリースを開始し、成果価値を提供した。
成果・評価:計画通りに受入試験プロジェクトを完遂し、システム更改を成功させるとともに、メインフレーム基幹システムのオープン化に成功し、ビジネス価値向上を達成した。
Cシステムへの機能追加PJ
Bシステム機能追加プロジェクト
目的:○○に利用する○○システムへの機能拡張PJ
役割:プロジェクトマネージャーとして
プロジェクト開始:システム開発検討書(社内承認文書)、制度対応に関する文書、プロジェクト憲章、ステークホルダー登録簿、役割分担表、スケジュール表の作成。
プランニング:システムを利用している関係者へのインタビューや会議を活用、また官公庁側のシステムとの要件の調整を実施。
・更改方針の決定
・官公庁側のシステムとの要件の調整
・プロジェクト計画書の作成
・インタビューによる要件収集(主に、制度に準拠するための要件とUIについての要件収集)
・スコープ定義
・既存の開発ベンダーとの情報共有
・ベンダーチームと共に、要件定義書、作業内訳書、責任分担書、責任分担マトリックス、プロジェクト全体スケジュール、リスク対応、コミュニケーション管理リスト、プロジェクト進捗管理リストを成果物として作成。
実施:会議の活用、開発工程毎の成果物の確認
・自社メンバーとベンダーメンバーとの間で定例会を実施
・各開発工程における成果物を確認
モニタリングとコントロール:成果物の妥当性確認
-UIや処理フローをユーザー部署と確認し、成果物のレビューを行う
-外部システムとの接続における制約事項が考慮されていることの確認(文字コードや文字レングス、ファイル連携タイミングなど)
クロージング:プロジェクトのクロージング
-成果物の品質、予算、期限などの重要な項目をクリアしていることを確認。
-プロジェクトオーナーであるリスク管理部に成果価値を提供し、高い評価を得た。
成果・評価:当初のプロジェクト計画通りにプロジェクトを完遂し、システムの制度対応を完了するとともにシステム利便性向上を達成した。
作成するうえでの留意点
転職活動の職務経歴書ではなく、あくまでもプロジェクトマネジメントの世界での職務経歴です。
そのため、PMBOKをある程度意識した構成にするとよいと思います。
それらを踏まえて以下の構成で作成し、無事通過することができています。
- 目的
- 役割
- プロジェクト開始
- プランニング
- 実施
- モニタリングとコントロール
- クロージング
- 成果・評価
上記の構成を意識しつつ、ひな形として、前掲の職務経歴内容をご活用ください!
英語翻訳ツールはGoogle翻訳よりも「DeepL翻訳」がおすすめ!
Google翻訳でも全然OKですが、僕が使った翻訳サイトは「DeepL翻訳」という翻訳サイトです。
僕も英語は苦手で、完全に上記翻訳サイトによる英文をほぼそのまま使いました。
手直ししたのは表記ゆれが生じている部分くらいです。
また、英語翻訳するうえでいろいろ調べた結果、この「DeepL翻訳」が一番自然な英文を作成することに優れているらしく、こちらを使用しました!
語学力を問うているものではないので、そこまで神経質にならなくてもよい印象です。
もし受験申込で困ったことが生じたら【相談窓口】
僕、受験申込で住所の入力を間違えてしまうという凡ミスをした経験があります。
「もしかして、英語でPMIに問い合わせないといけないの、、、汗」
となりました。しかし結論大丈夫です。
PMI本部には「アジアパシフィックサービスセンター」という拠点があり、
日本人担当の方が”日本語”で対応をしてくださいます。
まとめ

PMPの受験申込は、画面が英語だったり、英文での職務経歴を記入しなければいけなかったりと、ほかの試験と比べるとだいぶ敷居が高いように感じますよね。
でも、今回まとめた職務経歴の書き方や、ご紹介したおすすめ動画を参考にしながら進めれば、
手続きはそれほど難しくないです。
非常に有益で国際的にも権威性のある資格です、ぜひチャレンジしてみてください!
以上、かもぴブログのかもでした!
今日も1日OKかも~
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